「素数はなぜ人を惹きつけるのか」を読んでみた

本日の内容

  • 素数はなぜ人を惹きつけるのか」を読んでみた
  • リーマン予想をハイライトに持ってきた素数の本
  • 一本筋の通った考え方がある
    • 素数が全てを構成するカギである
    • 素数が全ての数を作る最小粒子である
  • 説明が上手

素数はなぜ人を惹きつけるのか」

素数はなぜ人を惹きつけるのか」を読んでみました。

とてもおもしろい本でした。

リーマン予想をハイライトに持ってきた素数の本

この本は、いろいろな素数に関連する話をしながら、最後にリーマン予想を理解して終わります。私は半分も理解できませんでしたが。

リーマン予想とは、素数の分布が素粒子の位置だかエネルギーだかと関連があるらしい、という話です。(だと思います。)けっこう難しい話のようで、NHKの特集番組を見ていなかったら、結論はちんぷんかんぷんだったかもしれません。(最終結論以外は、知識がなくても面白く読めます。)

一本筋の通った考え方がある

先に読んだ 「スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学」を読んでみた - CrazyCrescent のブログ と対照的に、「素数がこの宇宙のすべてを構成するカギである」という、一本筋の通った考え方があるように思います。

素数が全ての数を作る

途中で数(素数・整数・分数・無理数 等)の種類を素粒子・原子・分子…と対応させていく部分がありますが、面白い視点だと思いました。

なるほど。整数って、素数から構成できるんでしたよね、素因数分解の逆を考えれば。(素因数分解ができるということは、「すべての整数は素数に分解できる」=「すべての整数は素数から構成できる」と言っても良いわけでした。)

それなら、「素数は整数より小さい単位である」と、言えば言えるわけですな。

素数が全てを構成するカギである

さらに、「素数の分布が素粒子の位置だかエネルギーだかと関係している」ということは、理屈の上では「素数がこの宇宙のすべてを構成するカギである」と言っても良いことになりますよね?このような考えが、この本全体を通して、あるように思います。


この宇宙の全てを構成する最小粒子である素粒子素数の分布と関係しているからと言って、素数そのものが宇宙を構成している、とは、さすがに言えないと思いますが、ピタゴラス教団の考え「万物の元は数である」から、2000年以上かけて科学を発展させたら、結局「万物の根源は素数である」に戻って来ちゃったと考えると、とても興味深いです。


そう思いません?

説明が上手

こういう、難しい上に、極めてオリジナルな発想を読者に理解させるのは、なかなか大変なことだと思いますが、私でもなんとかついていける程度になっています。

著者が、このテーマを熟知していて、しかも説明が上手なのでしょう。その点でも、面白いと思います。


ですので「素数って不思議だな」と思っている中高生ぐらいの人、リーマン予想って素数とどう関係があるの?という人、よくわからないけど素数関連の本が読んでみたい人、などの方におすすめです。













おしまい。