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「金より大切なものなんて存在しねーよwwwww」

人力検索はてな

本日の内容

  • 内容の整理
  • 「何よりも大切なものは使用できない」を検討する
    • 無人島でのナイフ
    • 砂漠での水
  • 金は「何よりも大切なものは使用できない」に当てはまらないのでは?
  • 金の本質は交換にある
  • このように考えた上で


  • おまけ

「金より大切なものなんて存在しねーよwwwww」

昨日に引き続いて、人力検索はてなです。

q.hatena.ne.jp

金より大切なものなんて存在しねーよwwwww


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 18:46:33.12 ID:4SCPpvLWO
誰か反論してみろよwwww

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 18:47:20.55 ID:+Xof4AYP0
だったら金を使えないだろ 論破終わり

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/18(水) 18:49:05.59 id:NIf66Fd10
>>2
俺は今、本物の論破を見た

という、有名なコピペがあるそうですが、これが、本当に論破になっているかどうか考えよ、です。

面白そうですね。

内容の整理

このやり取りは

「金は何よりも大切である」
「何よりも大切なものは使用できない」

「現実には、金は使用している」
「よって『金は何よりも大切なものである』という言明は間違っている」

というところだと思います。後半の2行は、私が想像しました。

つまり「いや、本当に金を大切に思って使わない人間もいる。それを『守銭奴』という」「それにしたって、少しは金を使うだろ」「そんなの使ううちに入らない」みたいな流れは、考えないことにします。


http://resources3.news.com.au/images/2010/12/24/1225975/979583-scrooge.jpg

「何よりも大切なものは使用できない」を検討する

私は「何よりも大切なものは使用できない」という主張は、無条件に受け入れるわけにはいかないと思います。

無人島でのナイフ

ロビンソンクルーソーにとって、ナイフはおそらく、何よりも大切なものであったと思いますが、よく使ったでしょう。もちろん、失くしたり傷んだりしないように使ったとは思いますが。

砂漠での水

「当たり前だ。金は消耗品で、ナイフは耐久消費財だから」という反論がありそうです。

では、砂漠における水は、おそらく何よりも大切なものでしょう。しかし、「大切だから使わない」という選択肢は、たぶんありえません。厳しく節約することはあっても、使わないということはないでしょう。


都市生活で、金を一切使わないということは、おそらく砂漠で水を一切使わないのと同じようなものでしょう。1週間どころか、3日持たないかもしれません。

ですから、(都市生活での)金を、砂漠での水に例えるのは妥当であると思われます。


http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2008/10/18/article-1078723-02233DCB000005DC-262_468x286.jpg

金は「何よりも大切なものは使用できない」に当てはまらないのでは?

これで結論が出たように思われます。

「何よりも大切なものは使用できない」という言明には、当てはまらないものがある。

砂漠での水は、なによりも大切であるが、使用する。(使用しなければ意味が無い)。
都市生活における金は、砂漠での水と似たような性質を持っていると考えられる。

よって、「何よりも大切なものは使用できない」が、金には当てはまらないので、論破になっていない。

Q.E.D(証明終わり)

金の本質は交換にある

ところが、そうは問屋がおろさないんですね、自分で小芝居をやってますけど(笑)


この質問の一番目の回答者が、非常に興味深い答えをしています。http://q.hatena.ne.jp/1436010195#a1249438


要約すると

金の本質は、交換に使えることである。
この上なく大切なものは、原理上、交換には使えない。交換しない。交換する気にならない。

であるから、「金が何より大切だ」といった時点で、金の交換可能性を否定していることになる。
だから「金が何より大切だ」という言明は、金の本質を否定していることになり、それを「だったら(=金がなによりも大切だったら)使えないだろ(=交換可能性がなくなるだろ)」と表現したと考えられる。

よって、これは論破として成立する。

だそうです。


あー、これはそのとおりだ。私が上げた「無人島でのナイフ」も「砂漠での水」も、命をつなぐために使っているので、いわば「命(の維持)とのを交換している」といえるわけです。

これは気が付かなかったなあ。

このように考えた上で

でも、悔しいので負け惜しみを(笑)。


これを話している人たちは、今のようなことを考えたのかなあ?
なんとなく論破っぽいから「論破だ」と思ってるだけじゃないかなあ?


ですので、私の答えは

検討すると論破になっているが、本人たちはそこまで気づいているとは思えない。

この意味で、論破になってはいない。

です。ややこしいか(笑)。


じゃあ

今回の戦犯は、よく考えずに「本物の論破を見た」とか言っちゃった、>>7 である。
本来は、「どういう意味だ?」とか「砂漠での水といっしょで、どんなに貴重で大切でも、結局金は使うためにあるんだよ」
などと問いただすべきだった。

というのはどうでしょう?

その上で、金の交換可能性に話が及べば、>>2 の論破達成になる。
そこまで行かないうちは、まだ論破達成とは言えない。

と、私は考えます。









おしまい。

おまけ

「何よりも大切なものは使用できない」に対しては、こんなことも思いつきました。

「大切だから使えない消耗品」ってのが、あるといえばありますね。

核兵器

核兵器ってあるじゃないですか。いい悪いはともかく、国際政治のパワーゲームにおいて、とても大切な(重要な・役に立つ・効果のある)ものです。

これも、一応消耗品です。

でも、核兵器って、使えませんよね?マンガ「沈黙の艦隊」では、海江田艦長が「核兵器なんて誰も撃てやしない」「核兵器に意味があるのは、威嚇においてのみです」と言っていましたが、私は、この表現が、核兵器の性質を良く表しているように思えます。

核兵器は、使えないのに役に立つと言えるでしょう。使っちゃったらすべてが終わりですが、いつでも使えるようにしておくことが大切なのでしょう。

超高額のお金

お金が、核兵器のような状態になることがあるでしょうか?

似た状況になる場合もあると思いますよ。またマンガネタで恐縮ですが、「ゴルゴ13」で経済関連の話があった時に出てきたブルネイの王様が「金しかないと言われる我が国が、その金を使ってしまったら、本当に何もなくなってしまう」というシーンがありました。

超高額なお金になると「持っていること、いつでも使えるようにしておくこそが大切」「だから、使えない、もしくは極めて使いにくい」という面が出てくると、私は思います。


高額なお金は、それ自身が力になり、崩すと力が失われることがある。それを恐れて、使えないような状況がありうる、と私は思います。

貯金

ブルネイの王様の話は極端ですが、我々のレベルでも、似たようなことは、ありうると思います。
貯金なんて、そうじゃないでしょうか。

病気、ケガなどの、何かあった時に備えて「いつでも使えるようにしておく」ための貯金、なんて。
そういう貯金は、なかなか使えない(崩せない)のではないでしょうか。


ただし、お金は「いつか使う」ために準備しますが、核兵器は威嚇のために準備します。つまり、貯金のほうが「使う」ことに対して現実的、と言えます。





なんだ、これじゃあ「結局どっちなんだよ」になっちゃうじゃないか、ということで、おまけにしました。