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カネがないと生まれてこない

本日の内容

  • 体力をカネで買う時代になったんじゃないかという話がある
  • 「体力をカネで買う」が進んで行くと
  • さらに進んで生命を買うようになる?
  • 既に「生まれるか生まれないか」がカネで決まっている?


体力をカネで買う時代になったという指摘

先日はてなブックマークに、こんな記事がありました。

学力だけじゃない、体力もカネで買う時代 - シロクマの屑籠
大雑把に言うと


カネのない家の子どもは学力も体力も身につかない

  • 昔は子供の体力は自動的についた
    • あちこちに遊び場があったから
    • 遊び相手に事欠かなかったからetc
  • 現在はスポーツクラブに通う必要がある
    • 全てが逆になったから
  • 現代の子どもは、親が意図して授けないものは何も授からないし、何も身につかない

みたいな話です。

ふむふむ。昔は誰しもがタダで享受することができた体力・運動神経一般の向上が、今では水泳のように条件が整わないと(親が条件を整えてやらないと)身につかないということでしょうかね?

そして、条件を整えるにはカネがかかる、そんな意味でしょうか?


そんな気もしますね。昔そっち系の仕事をしていたもんで。確かに最近は、子供たちの習い事にスポーツが入ってきましたし、習ってない子はなんとなくどんくさいです。

「体力をカネで買う」が進んで行くと

私は「現代の子どもは、親が意図して授けないものは何も授からないし、何も身につかない」という指摘がなかなか面白いと思いました。

こういうことが重なっていくと、例えば(リンボウ先生ロアルド・ダールかの指摘だったと思いますが)「イギリスでは、上流階級と下層階級が全てがまるで違う。上流階級の方が体力を含めたあらゆる面で上だと感じる」とか、H・G・ウェルズタイムマシン (1979年) (フォア文庫) *1 のように支配階級と労働階級が別れたままで10万年ぐらいすると二つは別な人種になっていた、みたいな話になるんだと思ったもので。

さらに進んで生命を買うようになる?

前述の「タイムマシン」も暗いですが、さらにひどいことになるようなSFもあったと思います。

何かのSFに「とんでもない環境汚染により、水や食料はおろか、酸素ですら買わなくてはいけなくなった」なんて設定がなかったかな?貧乏人は常にギリギリで生きていて、ちょっとしたミスで死んでいく(見殺しにされる)みたいな。

学力や体力をカネで買う、みたいなのをどんどん進めて行くと、こんなグロテスクな社会になるんじゃないかと思いました。

既に「生まれるか生まれないか」がカネで決まっている?

ところで、少子化にはいろいろな理由があると思いますが、根本には「カネがない」があるんじゃないかと思います。「生んでも、教育を含めて満足の行く子育てができない」というところじゃないかと。

これを、生まれてくる子供の側から考えると面白いことになりません?


天国で未来の子供たち(?)が
A「僕もそろそろ生まれたいな」「あの夫婦に生まれるはずなんだけど」「なかなか産んでくれない」
B「お、僕んところは産むつもりらしいぞ。行ってくるね〜」C「僕んところも呼ばれた。ばいばい〜」D「あたしも行ってくるわね〜」
(十数年後)
A「つ、ついに僕は生まれなかった…orz」
みたいな会話をしていたり?


人生がゲームだとして、カネがない夫婦の子供は、ゲームに参加する権利すらない、ということになるんじゃないかと思いました。
まあ、産まれてくる前の子供は存在しないので、こういう話は妥当性がないとは思いますけど、ちょっと面白いかなあと思いまして。




おしまい。

*1:私が最初に読んだ本。いい訳だと思ったので