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「世界史を変えた50の機械」を読んでみた

本日の内容

  • 「世界史を変えた50の機械」を読んでみた
  • どのように世界史を変えたかが書いていない
    • こうあって欲しかった
  • どのように世界史を変えたかが書いてある本
    • 「2000年間で最大の発明は何か」
  • 機械(発明)のやや詳しい解説本


「世界史を変えた50の機械」を読んでみた

「世界史を変えた50の機械」を読んでみました。

図説世界史を変えた50の機械

図説世界史を変えた50の機械

正直に言うと、期待していたほどではありませんでした。

どのように世界史を変えたかが書いていない

このジャンルの本ってたくさんありますが、それらとあまり変わらない気がします。
いろいろな機械(発明)から重要と思われるものを50個選んで解説しています。選び方にとくに特徴があるわけでもなく、解説に特徴があるわけでもない感じです。

こうあって欲しかった

一番期待外れだったのは「どう世界史を変えたか」にほとんど触れていないところでしょうか。
例えば、「出現前はどうで」「出現後はどうなって」「それが世界史をどのように変えたか」みたいなのを期待していたので。


「無線電信」が世界史を変えたというのは当然だと思いますけど、無線電信がどう作られてどういう技術的な革新があって…、というよりも

  • 無線電信以前は株式市場の情報は伝書鳩で伝えるのがせいぜいだった
  • 無線電信ができてからはリアルタイムで情報が伝えられるようになった
  • まだ狭い地域に限られてはいたが、この発明が後に世界経済がひとつになるきっかけとなった
  • 働くより株式取引の方がはるかに莫大な利益を上げられることに気づいて、現在のような三次産業全盛の世界を作る大元になった

みたいなこと、砂糖の世界史(砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書))に書いてあるようなことが、各機械(発明)について短く書いてある、みたいなのが読みたかったです。


ところで、無線電信の話は私が適当に作ったウソ情報ですから信用してはいけません(笑)。

どのように世界史を変えたかが書いていある本

でも、そういうふうにやっている本って少ないんですよね。

「2000年間で最大の発明は何か」

少ないうちのひとつが「2000年間で最大の発明は何か」です。

2000年間で最大の発明は何か

2000年間で最大の発明は何か

例えば

「2000年間で最大の発明は、老眼鏡である。老眼鏡のおかげで、40歳以上になっても、若者に学問の中心的な担い手の座を奪い取られる、ということがなくなった。もし老眼鏡がなかったら、世界の持つ知識の蓄積速度も知識量も数分の一になっていただろう」

なんて書き方なわけです。これなら「なぜ最大の発明なのか」がわかります。妥当性はともかくとして(笑)。(科学者・技術者の間でかわされたメーリングリストのまとめなので、みんな一風変わったネタを用意してますし、きちんと調べて書いているわけでもないんですが。)

機械(発明)のやや詳しい解説本

こういう書き方の本は例外に近くて、大抵の本は「発明の解説」で終わっているので、そういうものなのかも知れません。
この本も「世界史を変えたと言われれば納得できるぐらいの重要な機械(発明)」に対して「やや詳しい説明をしている」本です。

とくにおすすめも非おすすめもしません。普通の本です。


あ、ときどき日本語がおかしい(言葉づかいがおかしい他に、前後が合わない・意味が取りづらいところがある)と感じるところがあるので、ひょっとすると翻訳がうまく行っていないところがあるのかも知れません。
1個そういうのがあると、ずーっと気をつけながら(他にも変な翻訳ないだろうなと思いながら)読んじゃうので、ちょっと面倒くさいです。



おしまい。