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禁煙して3週間目

本日の内容

  • 禁煙して3週間目
    • きっかけ
    • 哲学者なら信用する
  • いつまで続くか

 

禁煙して3週間目

8/15に禁煙し始めたので、そろそろ3週間になります。なんとかなるもんですね。

きっかけ

マイケル・サンデル教授の『これからの「正義」の話をしよう」を読んでいて、功利主義の関連で費用便益分析の話がありました。

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

 

 

チェコは伝統的に喫煙に寛容だそうです。ですが、ついに政府が喫煙を抑止する政策を打ち出すことになりました。

それを受けて、あるタバコ会社がチェコ政府にこんなレポートを作成しました。

喫煙が政府の財政に与える影響を調査したところ、喫煙のせいで政府が失うお金より、手に入るお金の方が多いことが判明した。

喫煙者は早死するため、医療費・年金・高齢者向け住宅などにかかる費用を節約できるのである。 その額は年間1億4700万ドルにも上るという。

で、これをチェコの喫煙人口で割ると1227ドルとなりました。ということは

喫煙者が1人死ぬたびにチェコ政府は1227ドルの得をする

ということです。

 

つまり、

「最大多数の最大幸福≒功利主義は、何を持って利益と損を計るのか」

「金だろう(金が一番現実的だ)」

「金だけでいいのか?喫煙の費用便益分析をそのまま受け入れていいのか?ある種の利益(長生き)は別な種類の利益(金)より重要度が高い、と考えたほうがいいのではないか?」

という話です。

 

(ところで、こういうジレンマは、喫煙だけに現れるわけではありません。

ある自動車会社でも「全車に安全装置をつけるか、それとも放置しておいて事故が起こった時だけ保証するか」を考えたところ「放置しておいて事故が起こった時だけ保証する方がはるかに安いから放置すべきだ」とした内部資料が見つかって騒ぎになったそうです。

こういうところから「最大多数の最大幸福を、場合によっては見なおす必要があるのではないか」「どんなときに見直すべきなのか」「見直す基準は何なのか」ということを議論するのが倫理学のようですね。私は倫理学とは「人間がしてよいことと悪いことを区別する学問」だと思っていましたが、「正義とは何かを考える学問」なのかもしれません。)

 

哲学者なら信用する

それはさておき、これを読んでいきなり禁煙する気になりました。医者や疫学者や統計学者になんと言われようともまったく気にしなかったのに、哲学者が言うと禁煙する気になっちゃいます(笑)。

まあ大学で哲学を専攻したので今でも哲学者に好意を持っている、というところです。

いつまで続くか

禁煙は、いつまで続くんでしょうね?

 

もとは1日1箱吸っていたのでけっこう辛いです。起きている間はずーっと気を緩めないで耐えてます(笑)。何かが一段落ついた時はすぐに吸いたくなりますが、ただガマンしてます。

健康に影響がある(ご飯が美味しくなった・息が切れにくくなった等)はありません。

お金が減らなくなりました。1日1箱=約400円。ハーゲンダッツが260円ぐらいなので、毎日ハーゲンダッツを1つ半食べているのと同じくらいでした。

これは贅沢だなあ。ゴディバの400円のチョコアイスも食べられるという贅沢さです。タバコってお金かかるんだなあ、と思いました。

 

ま、無人島でタバコを切らしたとか、一度でもタバコを吸うと必ず元に戻ってしかも二度と禁煙できないだろうとか、1日我慢できれば次の1日も我慢できるはずでその次も…というなんちゃって数学的帰納法で乗り切ろうとかそんなことを考えていまして、このまま行けるところまで行こうかと思ってます。

 

 

 


おしまい。